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皆様からのお問い合わせ その1

· デイケア-保育園

4/15~5/6まで新型コロナウイルス感染拡大予防、外出自粛に伴う臨時休業中のドッグトピア横浜青葉ですが、この期間中もワンちゃんに関する様々な情報を発信し続けています。

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今回は、4/17のブログにて募集をかけさせていただきました皆様からのごお問い合わせにお答えさせていただきます。短い期間にも関わらず、たくさんの方々から多くのお問い合わせをいただきましてありがとうございました。

特に興味深い内容を取り上げさせていただきます。

お問い合わせ①

お家時間が増えたので、ノーズワークのやり方を詳しく教えてほしいです! なかなか上手く見つけられず 不正解のお皿ばかりを嗅いで なかなか次のお皿に進んでくれません…。。 (もしかして不正解のお皿を開けて見せれば良かったのか…。。) てっきり正解のお皿の前で警察犬の様に(!?)座って待つものかと思ってたら 〇〇はそんな事しませんでした。笑 ぜひよろしくお願いします!1歳、女の子

私の場合、こうします!

ノーズワーク、実はとても奥が深いです。日本でも海外から講師を招いて実技を交えたセミナーや競技会も開催されています。それだけ色んな団体や考え方がありますが、共通して言えることは「犬が最も得意とする嗅覚を最大限に使って、楽しみながら自信をつける」ことです。

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ドッグトピア横浜青葉では、この本能(嗅覚)を使う、楽しむ➡結果的に自信をつけることを目的としています。よって正解やスピードを求めているわけではなく、まずは興味を示すところから始めます。

それでは順を追って進め方を書きます。

用意するものは使い捨てのお皿(少し深いタイプ)に穴をあけたものとフードまたはおやつです。

お皿の形状が違ったり、色が違っても大丈夫です。

最終的には嗅覚を使ってもらいたいので、私は同じ形状、同じ色のものを使用します。

お皿に穴をあけているのはステップ3で裏返したときに臭いが嗅ぎやすいようにするためにあけています。

モデルは現役保育園生のもなかちゃんと弥次郎兵衛君です。

ステップ1

お皿を全部表向きにしてランダムに置きます。4~5皿程度

一旦、意識をこちらに向ける、気持ちをリセット、落ち着くために声をかけてアイコンタクトをとります。

アイコンタクトはとても重要です。

できない子もできるだけ意識をこちらに向けさせてください。

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ステップ2

意識がこちらに向いたら、お皿の中にフードやおやつを1、2粒ずつランダムに入れていきます。

ワンちゃんは自分でお皿の中を探しながらフードにたどり着いていきます。

この段階では嗅覚ではなく、目(視覚)を使って探しているケースもあります。

手段はいいです、とにかく見つけることが大切!

いずれにしても「お皿の中を覗く➡フードを見つける➡食べる」ができたら「イイね、やるじゃん、こっちもあるよ、そうそう。。。」などと声をかけながら褒めてあげてください。オーバーにする必要はないと思います。

見つけられない場合はお皿に入れる際に音を立てて入れたり、わかるように見せながら入れたり、ココに入ってるよ的な誘導でも大丈夫です。

慣れてきたらお皿の間隔を広げたり、並べる順番を変える等の変化を加えてみてください。

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ステップ3

ステップ2でお皿の中にフードがあるという認識がついたので、今度はお皿を裏返して探す練習です。

お皿の数は2~3に減らします。

お皿を裏返す➡見えない➡得意の嗅覚を使って探すという流れに持っていきたいです。

最初から嗅覚を使って探すワンちゃんは、お皿を裏返しても嗅覚を使ってお皿を一つずつ嗅いでいきますが、目(視力)を使って探していたワンちゃんは、急に見えない状態になったことで、探さない、キョトンとするケースがあります。

そのような場合、裏返したお皿を少しずつ開けて(片側を傾けて上げるイメージ)、中に何かがあることに興味をもってもらいます。

この写真は上下逆ですが、イメージとしてはこんな感じです。

 

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ワンちゃんが鼻を入れて嗅ぐことができるように片側を上げて傾けるイメージです。

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このお皿を少し開けたときに一所懸命鼻を使って嗅ごうとします。この動作の時に「そうそう、何?何?、いいよ、探してごらん。。。」のような掛け声をモチベーションが上がるイメージでかけてあげるといいです。

お皿を少し傾けても中をのぞき込んだり、臭いを嗅がない場合は、お皿を1ケにして、フードを床に置いてその上からワンちゃんが見ている前でお皿で覆って隠してください。

中にフードが入っているのがわかると手や口を持ってきてとろうとします。

このときに少しずつお皿を開けて上述の動作と同じ方法を繰り返してみてください。

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ポイントはいきなりハードルの高いところから始めるのではなく、その子ができるレベルにハードルを下げて、徐々に上げていくイメージです。

一回の時間は5分程度としてください。少し楽しくなってきたところで止める感覚です。

先にも書きましたが、目的は得意の嗅覚を使って目標を達成することにより自信をつけることです。

人とワンちゃんが楽しみながらやることも大切です。

どんな手段であるかは気にせず、結果的に見つけた➡やった!できた➡自信ついた!の意識で試してみてください。

一歩も二歩も下がれば、5分のセッションの間にできることは何かあると思います。そのできたことを褒めてあげれば、きっとワンちゃんも自信がつくと思います。

 

自信がつくと自然と人もワンちゃんも笑顔になります。

その笑顔が一番重要!

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少しながくなりましたので、お問い合わせ2は次回のブログで紹介させていただきたいと思います。

皆様、楽しみにしてください!